警官が警察に逮捕されるまで密着24時

警官が警察に逮捕されるまでの密着24時

岩手県内の警察署に所属する20歳代の男性巡査が、留置人に恐怖を与える言動をとったとして、本部長注意を受けていたことが19日、分かった。県警では昨年末から留置管理に関わる警察官の不祥事が相次いでおり、監察課では再発防止を徹底するとしている。

岩手県警本部
岩手県警本部

 同課によると、巡査は2月16日、警察署内の留置場で留置人を怖がらせる言動をとり、3月30日付で本部長注意の処分を受けた。本部長注意は、懲戒処分に至らない処分としては、本部長訓戒、所属長訓戒に次いで重い。巡査は行為を認め、反省の態度を示しているという。

 県警では、奥州署警務課の巡査部長の男が昨年11~12月、勾留中の女性にわいせつな行為をしたとして、特別公務員暴行陵虐容疑で逮捕・起訴された。また、この事件では、留置場の鍵を適切に管理していなかったことが発覚。先月24日には、巡査部長の懲戒免職に加え、関係する署員17人を減給や訓戒などとする処分も発表していた。